まちこのつぶやきグラフィティ No.11

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Posted on 5月 07, 2016

平成27年6月、公職選挙法等の一部を改正する法律が成立。
この法律制定で年齢満18歳以上満20歳未満の国民が、
この夏の参議院選挙から投票できるようになった。
これで240万人の有権者が新たに生まれたことになる。

この18歳投票権決議をきっかけに、ネットやテレビで
「なぜ18歳選挙なのか」「18歳からする必要があるか」
などをテーマに日々論戦が繰り広げられている。

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いったい240万人の投票権の何パーセントの人たちが
投票するのだろうか。
諸外国に比べてただでさえ投票率の低い日本だが、
中でも若い世代が圧倒的にその足を引っ張っている。

昨年の衆議院選挙では、20代は3人に1人以下の投票率。
学生運動が起きた時の日本とは180度様変わりし、
若者の大半は政治に無関心というのが実態だ。
「若いのだから身近な問題にしか興味がないのは当然」
という親世代の話には説得力がない。

その実、世界の若者は政治を身近に感じている。
「家の中では両親と毎日、政治や社会問題について話しています」
というベルギーの17歳の男性や
「学校はディベートの時間があって政治のテーマは欠かせません」
とアメリカの高校に通う16歳の女性も語っている。

政治を食卓や授業に取り入れている諸国は
やはり選挙権が10代から与えられている。
全世界の92%の国々の選挙権が18歳からだし、
オーストリアやブラジルのように16歳からの国もあれば、
インドネシア、スーダン、北朝鮮のように17歳の場合もある。

政治を遠くに置く傾向がある日本だから仕方ないのかとあきらめかけていたら
Teens Right Movement(TRM)という
10代の若者が起こしたムーブメントに出合い、少しだけほっとした。
「18歳の小さなオトナは、社会を変える」というコピーのもと、
若者たちに政治の面白さを解いているようだ。

代表を務めているのが、1998年生まれの高校三年生 百瀬蒼海くん。
「老若共同参画社会をめざし、それぞれの世代の良さを生かしたい」と説いている。
振り返れば日本はもともと老人も子供も同じ屋根の下にいて共同参画だった。
世代などでぶつ切りになってしまった今の時代に必要なのは
これぞ、異文化コミュニケーション教育の極意かもしれない。