まちこのつぶやきグラフィティ No.14

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Posted on 7月 03, 2017

2016年もそろそろ幕を閉じる時期となりました。
今年もいろいろありましたね。

ワクワクしたあの日、わあいっと小躍りしたあの瞬間…。
半面、何度もため息ついた失態や
ミステイクも積み重ねてきました。

そんな悲喜こもごもとした一年間、
日本には12月になると
すべて忘却の彼方に追いやる無礼講の会「忘年会」があります。

 

乾杯14

 

 

 

 

 

 

 

 

飲んで騒いで古い年を忘れて、
新たに向かおうという風習、
いったいいつからあったのでしょうか?

歴史を紐解くと、なんと室町時代、
貴族の間で歌を詠むための「年忘れ会」がありました。

でもそれは、厳かなしきたりの上に成り立ち、
今のような飲み食いしながら楽しむ忘年会は、
江戸から明治にかけて庶民の間に浸透したようです。

1905年に書かれた夏目漱石の小説、
「吾輩は猫である」にも次のような明記が。
「向島の知人の家で忘年会兼合奏会がありまして」

この時代から年の瀬になると、
どの家でも友人知人が集まって
にぎやかに宴席を囲んだのでしょう。

ところで、近隣国の台湾や韓国でも、
忘年会に近い行事があります。

台湾で「尾牙」と呼ばれる会は、
もともとは商売の神様に感謝するところから端を発し、
今では企業や商店が主体になって
従業員に労をねぎらい、ご馳走したり、
抽選会を開催したりするようです。

一方、韓国では、年の瀬に集まる会を
「忘年会」とは呼ばず、
「送年会」と呼称されます。

「忘れちゃいけない大切なことは
ずっと永遠にも覚えておきたいから、
韓国では送年というのだと思う」
と、韓国の友人が説明してくれました。

なんでも水に流して新たな気持ちで
新年を迎えようとする日本と
年を越しても絶対忘れちゃいけないことは
覚えておくんだという韓国。

ちなみに英語で「水に流す」は
Let bygones be bygones
(いままでのことはいままでのことさ)

一応フレーズはあるものの、
日本人のように、しょっちゅう口にしません。

確かに世界中広しといえども、
「明日は明日」「来年は来年」
古いことを引きずるのはやめようという気風は
日本だけです。

そこが日本の生活文化のユニーク性を作り出しているのですね

それでは、皆様 よいお年をお迎えくださいませ。

Let bygones be bygones
and have a happy new year!!!

With lots of love from Machiko