まちこのつぶやきグラフィティ No.15

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Posted on 7月 03, 2017

「サンキュー!」
「バイバアイ!」

街角から聞こえてくる、幼児たちの弾む声。
大人の耳を元気に通りすぎていく、在り来たりの会話のはずなのに
「うん?」これって全部英語だ!

ふと気づくと彼らはなんの躊躇いもなく、英語を話しているのです。
というか、きっと英語だとは思っていないのでしょう。

ご存知、日本にはたくさんの外来語が溢れています。
幼いときから、カタカナで書かれた外来語は
きちんと意識して習ったはずなのに
あまりに陳腐で当たり前なゆえ、
大人になるまで、これが英語だとは気が付かなかったかけ言葉があります。
「オーライ!」です。

 

バックオーライ

 

車がバックするときに決まって誰かが声かける。
「オーライオーライ!」
まだバスに女性の車掌さんが存在する頃、
「発車オーライ!」
なんて車内に美声が響きました。

幼いときから、誰もが耳にしたこのオーライ、
なんと、これは列記とした英語。
All rightが語源なのです。

そもそもオーライの起源は、明治時代に遡ります。
当時、政府は西欧の文化技術を学ぼうとたくさんの外国人を雇いいれました。

その半数がイギリス人。そのほとんどがスコットランド人でした。
あらゆる分野で彼らは日本に技術を施しましたが、
その言葉の遺産がオーライなのです。

工場に運び入れるトラック運転手に向けて、
はたまた仕事の終わりに、
工員のみんなに、
スコットランド技師がこう言ったのでしょうね。
All right!

明治時代に心を馳せると、
輝く明日を夢見る前向きな日本人に出会える気がして
オーライ気分になった私です。